皆さんこんにちは。ブログ主です。
エアコン選びの際、畳数選びはどのようにしていますか?
私はお部屋の畳数=エアコン畳数目安表示を見ていつも買っているよ。
お部屋の畳数=エアコン畳数 だと考えている方も少なくないと思います。
家電量販店などに行くと、お部屋の畳数に対して1サイズ大きめのエアコンを勧められるかもしれません。
ちょっと待って!それ間違っているかも。ボクが詳しく教えてあげるね。
というわけで今回は、エアコン畳数の正しい選び方について詳しく紐解いていきたいと思います。
・エアコン畳数目安の決まりについて
・実はお家の性能によって選ぶ畳数を変えた方がいい
・適切なエアコン畳数の選び方について
エアコン畳数目安について
皆さんは家電量販店やエアコンのカタログで以下の様な表記を見たことがあるかと思います。
このようなエアコンの畳数目安表記は日本産業規格JIS C 961(最新版2013)をもとに算出されています。
家電量販店などにもある何畳目安の表記は、上記から来ているものです。
エアコンを購入する際の基準になるといってもいいかと思います。
しかしその畳数目安を鵜呑みにしない方がいい場合もあります。
規格が昔のままである
実はエアコンの畳数表示の規格は、1964年に当時の「木造無断熱の平家住宅」を基準にしています。
当時は高気密・高断熱の仕様とは程遠い住宅がほとんどで、文字通り無断熱住宅が当たり前な時代かと思います。
約60年間も変更されていないってこと?
その通りだにゃ!
昨今の性能が高い住宅には合わない可能性があるんだよね。
昔のままの理由
ではなぜ60年間もの間、規格が変更されていないのでしょうか?
上記表の通り国内にはまだ約4割ほどのS55基準に満たない無断熱住宅があり、気密や断熱の不十分な住宅も少なくないようです。
そのためエアコンが効かないというクレーム防止のために、規格を変更していないというのが実態のようです。
よって現在の高気密・高断熱住宅に目安の畳数エアコンを稼働させると、オーバースペックになる可能性があります。
畳数目安はあくまで目安として捉えた方がいい可能性が高い
お部屋に合ったエアコンを選ぶべし
これまでの経緯から畳数目安よりも、それぞれのお家の性能や地域に合ったエアコンを設置する必要があります。
- お部屋の畳数
- お家の断熱性能
- 吹き抜けの有無
- 窓ガラスの種類
- お住まいの地域 etc
お部屋にあったエアコンを選ぶことで、電気代も適切になります。
逆に合っていないエアコンを選ぶと、電気代の上昇にも繋がります。
お家の断熱性能で変わる
お家の断熱性能によっても大きく変わります。
無断熱か高断熱かでは大きな差となります。
我が家の断熱材の種類・厚み・お家の性能(C値・UA値)なども調べておくと良いでしょう。
お部屋に合っていないエアコンだとどうなるのか?
もしお部屋の広さに合わないエアコンを稼働させるとどうなるのでしょうか?
お部屋に合わない大きさのエアコンを設置した場合、エアコンの効きが悪くなる可能性があります。
仮にオーバースペックのエアコンを稼働させた場合だと、燃費が悪くなる可能性があります。
大きなエンジンを積んで、ノロノロ運転をしている状態になります。
例えるならレーシングカーが街乗りをしている感じだね。
ノロノロ運転状態が続くと、電気代の上昇にも繋がる原因になります。
正しいエアコンの選定方法は?
ここまでエアコン畳数目安のこと・スペック違いのエアコン設置の場合のリスクを説明してきましたが、正しいエアコンの選び方は実際どうなのか…ここが1番気になりますよね。
ここから詳しく説明するね。
エアコン冷暖房負荷に注目する!
正しいエアコン選びの前に、エアコンには冷房時・暖房時それぞれの対応負荷があります。
↓↓↓以下赤丸部
正しくエアコンを選定するためには、画像左の畳数の目安よりも赤丸部の能力(kw)に注目する必要があります。
ハウスメーカーに相談する
建てたハウスメーカーに、我が家の冷暖房負荷計算をしてもらうのもいいです。
ハウスメーカーにもよりますが、大抵は的確なアドバイスが貰えると思います。
シュミレーションサイトで検証する
以下シュミレーションサイトで我が家の負荷計算をしてみましょう。
ボクもシュミレーションサイトで計算してエアコンを買ったよ。
- シュミレーション記入例
例えば20畳のお部屋・断熱性能高・吹き抜けなしと選択した場合‥
(今回の地域は東京にしました)
適合するエアコンは4.0kwのエアコンだと出てきました。
20畳のお部屋で、実際は14畳目安のエアコンでいいことになります。(選択する地域によっても変わります)
ここまで違うの?
そうだよ!
ただし断熱性能によっても大きく変わるから注意が必要だよ。
少し色々な条件でシュミレーションをしてみようと思います。
20畳断熱性能なしの場合
先程は20畳で断熱性能高でシュミレーションしましたが、断熱性能なしだとどうなるでしょうか?
少し暖房負荷が高めには出ましたが、概ね20畳目安の能力kw表示が出てきました。
規格が無断熱基準だということがわかりますね。
20畳高断熱・吹き抜けありの場合
では吹き抜けありだとどうなるでしょうか?
上記のから畳数目安表示に直すと‥18畳エアコンが適切ということになります。
・20畳高断熱・吹き抜けなしだと14畳用が適切
・20畳無断熱だと20畳用が適切
・20畳高断熱・吹き抜けありだと18畳用が適切
(※お住まいの地域によっても変わる)
おわりに
いかがだったでしょうか。
今回はエアコンの畳数目安について記事を作成しました。
知らないことが沢山あったよ。
これからも色々な知識を展開していくね。
これからも、住まいに関する役立つ情報・猫に関する知識を展開していこうと思います。
ではまたっ。
コメント